【ヨガ=「感じる」時間】
ヨガのレッスン中は、意識的に「考える」から「感じる」時間へと切り替えます。
意識を内側へ切り替え「いま・この瞬間」と繋がることは、ストレスや緊張を和らげる効果があります。
「思考」中毒の現代人
人は1日に6万回思考し、実にその9割は昨日と同じ内容だと言われています。
そしてそれらは、自分の意志とは関係なく、自動的に湧いてきます。
その無意識の思考癖こそストレスの原因の一つとなります。
過ぎてしまった過去のことや、まだ起きていない未来への不安など、考えすぎで脳が疲れきっているのです。
無意識の思考は、ネガティブになりがち。不足や不満、心配やダメなところが気になる傾向性があるのです。
これは、生き延びるため、リスクヘッジするために、現状をより大変な状態へと認識する本能によります。
ネガティブな考え方が癖になると、不安や恐れ、ストレスを感じやすくなり、
それによってイライラしたり、気分が落ち込んで無気力になったりします。
さらには、免疫力、自然治癒力が低下し、心や体の不調につながります。
いま・この瞬間
この悪循環を断ち切るためにも、「いま・この瞬間」にある時間(感じる時間)を意識的に増やすことが大切なのです。
ヨガは、過去や未来にさまよいがちな心を今この瞬間へと引き戻す練習といえるでしょう。
いまこの瞬間と繋がると、心が静かになり、あちこちへ分散していたエネルギーが内側に集約されます。
自分自身が近く感じられるようになり、自分の本当の気持ちに気づきやすくなったり、可能性を信じられるようになります。
自分が満たされることで、自分以外に対しても自然と優しい気持ちを持てるようになってきます。
おぉ、何だかどんどんヨガを深めたくなりますね!
心はこんなに簡単に一筋縄ではいきませんが、ヨガの実践を継続すること、「感じる」時間を増やすこと、大切にすることで、しなやかに伸びやかに変化するご自分の内側を感じられる事でしょう。